小売店
こうりてん
名詞
標準
文例 · 用例
そして、小売店、食物店、活動小屋、寄席などが雑然と並び、花見提灯の赤い灯や活動小屋の絵看板にあくどく彩られた狭くるしい京極通を歩いて行ったが、ふとひきつるような顔になると、「どうも僕は三日に一度あんな発作が起って困るんだ」と言った。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
勝山通四丁目で降りて、新開地らしく雑然と小売店や鉱業事務所が両側に並んでいるコンクリートの道を勝山通八丁目の生野女学校の傍まで行ったが、それらしい会社は見つからなかった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
流通業者のルートに乗せ、少しずつ生まれはじめた小売店で売るべきだと考えていたルービンスタインは、二つの製品の販売を通じて関係を持ったディーラーを繰り返し訪ね、市場がどんなソフトウエアを求めているのかをつかもうと試みた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
マイクロコンピューターにはインテルの一六ビット版を採用し★、マイクロソフトのベーシックを載せ、オープンアーキテクチャーで臨み、外部の販売ルートに乗せて小売店で売り出すという計画に、委員会はゴーサインを出した。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
ここはモーティマー商店、煙草屋、新聞の小売店、シティ&サバーバン銀行コバーグ支店、菜食料理店にマクファーレン馬車製作会社の倉庫。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
小料理屋、玉突き、化粧品店、煙草の小売店、そんな商売の利害得失も研究してみた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
絵双紙屋というものは今ではまったく亡びてしまったが、小説類の小売店は即ち絵双紙屋で、その名のごとくに絵双紙を売る傍らに小説類や浄瑠璃の稽古本を売っていたのである。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
すると、八九銭儲かるやうであるが、各小売店に三十五銭の二割以上手数料として割戻しすることになつてゐるので、これで丁度いつぱい/\である。
— 菊池寛 『小学生全集に就て(再び)』 青空文庫