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二重底

にじゅうぞこ
名詞
1
標準
double bottom (ship, trunk, etc.)
文例 · 用例
小さなカンテラ一つと、形の色々の金槌二つ三つとを持って、船の二重底に這い込み、石炭がすでに真黒になって、油の様にとろりと腐敗したままに溜って居る塩水の中に、身体を半分浸しながら、かんかんと鉄※を敲き落すのである。
有島武郎 かんかん虫 青空文庫
私はかの二重底から数多の仲間と甲板に這い出して、油照りに横から照りつける午後の日を船橋の影によけながら、古ペンキや赤※でにちゃにちゃと油ぎって汚れた金槌を拭いにかかった。
有島武郎 かんかん虫 青空文庫
テッジーは出資者と共に実験室にはいって、金貨をタンクの中に投ずるのであるが、その実、投じてから間もなく二重底の仕掛によって、贋の金貨と擦りかえるのである。
小酒井不木 錬金詐欺 青空文庫
そういえばもうお察しがついたでしょうが、あの函は二重底になっていて、その間に挟んであったわけなのよ。
海野十三 鍵から抜け出した女 青空文庫
そうして切図は薄い油紙に包み、銘々印籠の二重底に隠し置くという、これもその時の申合せじゃ。
江見水蔭 怪異黒姫おろし 青空文庫
そうして子息|藤十郎以下七人は、同年七月二十日、礫刑に処せられ、召使の者等も死罪やら遠流やら……」「そう承わると、黄金埋蔵は、本当に相違御座りませぬな」「三増峠の老人よりは、勿論印籠を譲られたので、二重底を探って切図は得た。
江見水蔭 怪異黒姫おろし 青空文庫
きゃつめ、二重底の秘事は知る由もない。
江見水蔭 怪異黒姫おろし 青空文庫
それから、印籠の二重底から取出した切図三葉をも譲られた。
江見水蔭 怪異黒姫おろし 青空文庫
作例 · 標準
この船は二重底構造なので、座礁しても浸水のリスクが低い。
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彼女は二重底のかばんから、隠しておいた手紙を取り出した。
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「え、この引き出し、二重底になってたの!?」と彼は驚きの声を上げた。
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