立ち代わる
たちかわる
動詞
標準
文例 · 用例
宝沢の伯父は入り代わり立ち代わる客から一銭ずつ銅貨を取っている。
— 松本泰 『暴風雨に終わった一日』 青空文庫
舞台の道具立て、入れかわり立ちかわる役者の表現、そこに移りかわってゆく出来事と気分、そこにしか自分の生命は無いようになってしまう。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
兵馬は炉辺にいて、焚火にあたりながら、入れかわり立ちかわる人、といっても、そう多くの数ではないが、それをとらえて自分が主人顔に話をしてみる。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
お文は銀場から、その鋭い眼で入り代り立ち代る客を送り迎へして、男女二十八人の雇人を万遍なく立ち働かせるやうに、心を一杯に張り切つてゐた。
— 上司小剣 『鱧の皮』 青空文庫
お文は銀場から、其の鋭い眼で入り代り立ち代る客を送り迎へして、男女二十八人の雇人を萬遍なく立ち働かせるやうに、心を一杯に張り切つてゐた。
— 上司小劍 『鱧の皮』 青空文庫
おかみさんはこうも胸を撫でおろしてみたが、そのうちにも、店へ入代り立代る人の噂がみんな別々です。
— 弁信の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
重太郎、多勢に引きずられるようにして道場に入り込み、それから入代り立代る門弟を、片っ端から打ち据える。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫