だったろう
だったろう異読 だったろ
表現
標準
it was, wasn't it?
文例 · 用例
陽春の日に、蒲公英の咲く長堤を逍遥するのは、蕪村の最も好んだリリシズムであるが、しかも都会の旗亭につとめて、春情学び得たる浪花風流の少女と道連れになり、喃々戯語を交して春光の下を歩いた記憶は、蕪村にとって永く忘れられないイメージだったろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
人が、もしこれを性の欲望に関する変態のものだったろうと言うなら、或はそうかも知れないと答えよう。
— 岡本かの子 『桃のある風景』 青空文庫
そのとき吉郎が、たぶんあの上流の粘土が、足についたためだったろう、みんなの前ですべってころんでしまった。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
桑木博士と対話の中に、蒸気機関が発明されなかったら人間はもう少し幸福だったろうというような事があったように記憶している。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
こんな手紙を貰うた人こそ災難だったろう。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
大阪駅の歩廊でその老い込んだ病身の父親に別れた時は何という寂しいことだったろう。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
あれも贋ものの飛行機だったろうか――李鄭の後から僕は広間へついてあらわれると、僕は忽ち、無数の支那服の女に交ってチイク・ダンスを踊るタルタンの素足の踊姿を認めたんです。
— 吉行エイスケ 『飛行機から墜ちるまで』 青空文庫
昔始めてこの花火を発明した人は偶然かもしれないが、やっぱり、少しはえらい人だったろうという気がした。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
作例 · 標準
ここに来るまで、きっと大変だったろう。
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