幻辞.com

花筏

はないかだ異読 ハナイカダ
名詞
1
標準
floral raft
文例 · 用例
土田さんの写していたのは花筏の模様だった。
土田麦僊追悼 土田さんの芸術 青空文庫
花筏――と、ぼくは眺めた。
吉川英治 折々の記 青空文庫
花筏をくづして、蓋をそんな風に置いては、と。
吉川英治 折々の記 青空文庫
なるほど、延享三年版の戯作本に、花筏巌流島というのが出ている。
吉川英治 随筆 宮本武蔵 青空文庫
花筏の作者は、八文字屋自笑という男で、姫路宿屋の段とか、神変杉狒々退治の段とかいうように、仮名手本式に十三段にわけて、大喜利を巌流島敵討の段でむすんであるが、文化七年にまた、佐川|藤太という者が補筆して上梓しているし、この他にも、享和三年に平賀梅雪著の二島英雄記という十巻ものの院本が出版されている。
吉川英治 随筆 宮本武蔵 青空文庫
僕らが幼少に見た演劇も、前述の花筏の段で演じていたことを覚えている、俗に大阪本といって貸本屋にかつがれていた岩見重太郎、丸目|蔵人、塚原卜伝などの武勇伝物というのも、筋はみな大同小異、娘を助ける、狒々が出る、敵を討つ、御前試合をやる。
吉川英治 随筆 宮本武蔵 青空文庫
しかしこれがなかなか馬鹿にできない読者を持った時代があるとみえ、現在でも宮本武蔵はすでに夙く有名だが、一般民衆の中に持たれて来た宮本武蔵は、前にいった花筏の脚色と大阪本講談の脚色を一歩も出ないものであった。
吉川英治 随筆 宮本武蔵 青空文庫
結局、今日の新聞小説に、宮本武蔵を書くとなれば、誰が書いたって、花筏や大阪本の武勇伝物に拠る奴はあるまいし、そうかといって、純学究的な所説や信仰にだけ齧りついてもいられまい。
吉川英治 随筆 宮本武蔵 青空文庫
作例 · 標準
散った桜の花びらが水面に帯状に広がり、見事な花筏を形成していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
春の小川には、桜の花びらが流れていく花筏が美しい光景を生み出す。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「わぁ、見て!まるでピンクの絨毯みたいに花筏ができてる!」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
2
標準
Helwingia japonica (species of shrub)
作例 · 標準
日陰でも育つ花筏は、庭のアクセントとして重宝されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
山道を歩いていると、葉の真ん中に花が咲く珍しい花筏を見つけた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この花筏は、赤い実をつけるので冬でも庭を彩ってくれる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
3
標準
oily perfume applied under white makeup
作例 · 標準
白塗りの花魁は、花筏という香油を肌に塗って色香を放っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
昔の化粧は、肌に潤いと香りを添えるために花筏が使われていたらしい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は鏡に向かい、丁寧に花筏を首筋に伸ばしていった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

『花筏』(はないかだ)は、上方落語の演目。別題『提灯屋角力』、『提灯屋相撲』(ちょうちんやすもう)。江戸落語(東京)には3代目三遊亭圓馬により移植された。なお、演題について前田勇『上方落語の歴史 増補』、宇井無愁『落語の根多 笑辞典』はいずれも『花筏』を東京での題とし、上方落語としての演題を『提灯屋角力』としている。

出典: 花筏 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0