ガラス器
ガラスき
名詞
標準
glass bowl
文例 · 用例
それを、リキュールの杯ぐらいな小さなガラス器に頭を丸く盛り上げたのが、中学生にとってはなかなか高価であって、そうむやみには食われなかった。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
銀器の光、ガラス器のきらめき、一輪ざしの草花、それに蜜蜂のうなりに似たファンの楽音、ちょうどそれは「フォーヌの午後」に表わされた心持ちである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
乳から上だけの人間が黄色い液体の充たされた大きなガラス器の中に漬かっていた。
— 海野十三 『十八時の音楽浴』 青空文庫
私は心の中で、「そんなに何喰わぬ顔をして居たとて駄目だよ、今にびっくりさせられるから覚悟をするがよい」と呟き乍ら、例の如く腸を切り出してガラス器に取りつけました。
— 小酒井不木 『三つの痣』 青空文庫
あっと云う間もなく、彼は腸のはいったガラス器をめがけて突きかかりました。
— 小酒井不木 『三つの痣』 青空文庫
中には、おなじようなガラス器があり、それの中に見られたものは、よく見ないとわからないほどの細い針金でもって、だ円形のかごのような形を、あみあげたものだった。
— 海野十三 『金属人間』 青空文庫
「きれいなんだが、やっぱりこれではだめなのか」 彼は、それをガラス器に入れて、棚の上においた。
— 海野十三 『超人間X号』 青空文庫
おお……」 彼はその関節が砕けるかと思うばかりに両手を打ち鳴らすと、店全体がびりびりと震えて、棚のガラス器や帳場はがたがたと揺れた。
— 廃宅 『世界怪談名作集』 青空文庫
作例 · 標準
「わあ、素敵なガラス器!」思わず声を上げてしまうほど、その江戸切子の輝きは繊細だった。
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夏の食卓を涼しげに演出するため、今日は冷やしそうめんを透明なガラス器に盛り付けた。
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不注意で棚から落としてしまった思い出のガラス器は、修復不可能なほど粉々に砕けていた。
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アンティークショップの隅で見つけた古いガラス器には、気泡が混じっていて独特の味わいがある。
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