疫痢
えきり
名詞
標準
children's dysentery
文例 · 用例
たぶん今云う疫痢であったろうと思われる。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
例えばある家庭で、同じ疫痢のために二人の女の児を引続いて失ったとする。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
そのうちに知人のある者は保養地で疫痢のために愛児を亡くしたりした。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
で、翌翌年かに男の子を産んだ處が、不幸にして半年目かにそれが疫痢に犯されて、とうとうK病院で死んだんださうだ。
— 南部修太郎 『S中尉の話』 青空文庫
因に弟の峻は、私が八歳の時に疫痢で死んだ。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
恐ろしい疫痢の為めにしばらくの間牛乳とおも湯の少量より食べることが出来なかったので、少し身体の快復して来たいまは、只、人の顔さへ見れば記憶にのこってゐる、パンとバナナとを欲してゐるのであった。
— 素木しづ 『秋は淋しい』 青空文庫
なぜなら、バナナを昌子にやつたから、マサ子が疫痢になつたと、僕の葉書の書き方でそんな風に君にとられたのを思ひ出してさへ、殊にさう思ふ。
— 大正十一年九月(推定) 小島勗宛 『書翰』 青空文庫
わずか半日半夜のうちに、十二の夏|疫痢で死んで行った娘の畳の上まで引いた豊かな髪を、味気ない気持で妻がいとおしげに梳ずってやっていたのも、その一室であった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
昔は衛生環境が悪く、幼い子どもが疫痢で命を落とすことも少なくなかった。
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赤ちゃんが激しい下痢と発熱で、もしや疫痢かと心配になった。
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井戸水の管理が不十分だと、疫痢などの感染症が広がる可能性がある。
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