収入額
しゅうにゅうがく
名詞
標準
文例 · 用例
それにこの会は何も汝等に施行をするんじゃない、収入額は育児院へ寄附に相成るのだ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
内閣統計局の統計によると、昭和十五年五月の平均に、金属工業で男三一二円手当賞与一五六円であるけれど、女は一二三円七〇銭手当賞与四一円一〇銭という違いで、実収入額では男の半分、手当賞与では三分の一ということになっている。
— 宮本百合子 『女性の現実』 青空文庫
それでわれわれは、多少とも一定した収入額を永年にわたって保証してくれるような方法を、なんとか見つけ出さなければならんわけです。
— ДЯДЯ ВАНЯ 『ワーニャ伯父さん』 青空文庫
いくら耳を澄ましても、ようやく聞き取り得るのは、「芸術の威厳」とか「著作者の権利」とかいう言葉に交ってる、「トラスト」、「壟断」、「代価の低廉」、「収入額」などという言葉ばかりだった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
彼らは両方とも議論をやめて、昨晩の興行で某々の作品が得た収入額に耳を傾けだした。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
数――客と収入額との数――にたいする崇拝が、この商売人化された民主主義の芸術観を支配していた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
本当は、円価に直した値では、あまり意味がないので、収入額の比率でみた方が、わかりよいのである。
— 中谷宇吉郎 『パーティ物語』 青空文庫