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押し流す

おしながす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
1
標準
to wash away
文例 · 用例
此れ位の細工で防がれる程度の崩れ方もあるであらうが、此の十倍百倍の大工事でも綺麗に押し流すやうな崩壞が明日にも起らないといふ保證は易者にも學者にも誰にも出來ない。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
それから、いつも大きな力で私たちを押し流す「世の中」というものもあるのだ。
太宰治 女生徒 青空文庫
河水の凡てを押し流すその力によって私は走っているのだけれども、私はこの事実をすら感じない。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
これはすべての旧いものを押し流すかのように流れはじめたプロレタリア文学に対していかにも藤村らしく、奥歯をかみしめて顔つきはおだやかな抵抗の示しかたであった。
宮本百合子 婦人と文学 青空文庫
が、すべてを押し流す「時」の流も、すでに時代を超越したこの毛利先生ばかりは、如何ともする事が出来なかったからであろうか。
芥川龍之介 毛利先生 青空文庫
変ったにしたところが、一時間十八|節の船を押し流すような海流が、地球表面上に発生し得る理由はないてや」 と飽くまでも科学者らしく嘯いた。
夢野久作 難船小僧 青空文庫
所が今は一升の雨を三升にして押し流すから堪りませんよ』。
木下尚江 大野人 青空文庫
彼等はそう云う山の中から、万里の濁流の押し流す儘に、悠々と江を下って来る。
芥川龍之介 長江游記 青空文庫
作例 · 標準
例句