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乱離骨灰

らりこっぱい
名詞形容動詞
1
標準
being scattered in all directions
文例 · 用例
去年の春の焼き撃ちで乱離骨灰になつたが、――大阪の――南海鉄道難波駅から、千日前の南端へ続いて居た大通の南側一帯の町――あすこは、何と謂つたつけか。
折口信夫 戞々たり 車上の優人 青空文庫
その敵の大将がきりきりと宙に舞ひながら、味方の陣中へどうと落ちて、乱離骨灰になつたのと、「あんちおきや」の同勢が鯨波の声を轟かいて、帝の御輦を中にとりこめ、雪崩の如く攻めかかつたのとが、間に髪をも入れまじい、殆ど同時の働きぢや。
芥川龍之介 きりしとほろ上人伝 青空文庫
来って物に当ると怒って吼えます、そうして、たとい乱離骨灰に崩れても、崩れるその事が壮観たることを失いませぬ。
他生の巻 大菩薩峠 青空文庫
道長などは、引裂かれるか、串刺しにされるか、焙られるか、煮られるか、いずれは乱離骨灰、それも道長だけですむことか、おのれ、資子、行子、一門一族、血につながるものは、堺から、山城から、紀州から、一人残らず根こそぎに探しだされ、目もあてられぬ始末になってしまう。
久生十蘭 うすゆき抄 青空文庫
「早く、灯、灯、坊っちゃんは俺が抑えている」 二度目の平次の声に、勢いを得て飛出した二三人の子分、台所へ飛んで行って、行灯と手燭とありったけの灯を持って来ると、―― これは何とした事でしょう、部屋の中は、実に乱離骨灰、のた打ち廻る人間と、散らばされた道具類で、足の踏み場もありません。
振袖源太 銭形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
爆撃を受けた工場の跡地は、見る影もなく乱離骨灰の惨状を呈していた。
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積み上げてきたプロジェクトの計画が、たった一つのミスで乱離骨灰となってしまった。
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猛烈な台風が過ぎ去った後の果樹園は、無数の枝が折れ飛び乱離骨灰のありさまだ。
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