侶伴
りょはん
名詞
標準
companion
文例 · 用例
こういう風景国日本に生まれた旅客にカメラが欠くべからざる侶伴であるのも不思議はないであろう。
— 寺田寅彦 『カメラをさげて』 青空文庫
上は摂政関白武将より下は士農工商あらゆる階級の間に行なわれ、これらの人々の社会人としての活動生活の侶伴となってそれを助け導いて来たと思われる。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
此の侶伴は、後の校長閣下の事ではない。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
どうせ忙しい友達が仕事の合間を見計つて徐々と組み立てるのだから何時仕上るか解らない、彼と私と共同で設計した少々型ちの変つた眼鏡でウマク行けば今の私にとつては得難い侶伴になる筈だ。
— 牧野信一 『どうしたら私は憐れな彼女を悸さずに済せるだらう』 青空文庫
一 羈旅二 酔後三 喪中四 幽囚五 陣営六 病蓐七 僧院八 林泉(一)羈旅は舟車客館其総べてを包羅するのであるが、多くの侶伴のある場合や極めて近距離の旅は別として、大体旅中は沈黙の続く時である。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫
書斎などでは多くの書冊が取巻いてゐるから、移り気がして一書に専らなることを得ないが、旅中侶伴となる書物は一二に過ぎないから精読が出来る。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫
支那の酔人は「離騒」を読んで興ずると云ふが、「離騒」にあらずとも詩篇は概ね酔後の好侶伴である。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫
それで他人の前へ出ると、また全く人間が変ったように、たいていな事があっても滅多に紳士の態度を崩さない、円満な好侶伴であった。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
作例 · 標準
長い旅路では、信頼できる侶伴の存在が心の支えとなる。
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