帰
帰
名詞
標準
文例 · 用例
ふみだす足にも力がはいって、おおいに元気づいて家に帰ってきた。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
「これはせっかくのご出陣ですが、じつはそのちょっと東京へいってくるつもりで……はなはだ残念だが……」「いやそりゃ残念ですな、日帰りですか」「今夜は帰れません」「それじゃきょうじゅうに東京へいけばえい。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
いつもいつも父母兄弟から相も変わらぬ気休めをいわれて帰ってくる。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
三女の礼子が帰ってきて、「おとうさんただいま、おかあさんただいま」とにこにこしておじぎをしても、父も母もはいともいわない。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
つづいて芳輔が帰ってきた。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
「芳輔のやつ帰ったな、芳輔……芳輔」「きょうはほんとに、なまやさしいことではあなたいけませんよ」「こら芳輔」 父の声はいつになく荒かった、芳輔は上目使いに両親の顔をぬすみ見しながら、からだをもじりもじり座敷のすみへすわった。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
いま帰ったばかりだがきさまといき会うはずだが、いやそりゃどうでもよいが、きさまはいくつになる」 芳輔はこういわれてすこし父をあなどるような冷笑を目に浮かべる。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
やがて増山夫婦も帰った。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫