御集
ぎょしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
この間うちは文部省出版の明治天皇御集をよんでいました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
「大分御集めになりましたね」と美禰子が云ふ。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
何でも今月の末までには、また磐梯山が破裂するそうで、――昨晩もその御相談に、神々が上野へ御集りになったようでございました。
— 芥川龍之介 『路上』 青空文庫
然るに未熟の考であって何にも未だ判断致しかねまするが、幸に今日は教育に経験のあられる、あるいは知識のあられる方々の御集合であるから、いささか未熟な考を述べて教を受けたいと思う。
— 新渡戸稲造 『教育家の教育』 青空文庫
その御堂も只今は焼けてございませんが、何しろ国々の良材を御集めになった上に、高名な匠たちばかり御召しになって、莫大な黄金も御かまいなく、御造りになったものでございますから、御規模こそさのみ大きくなくっても、その荘厳を極めて居りました事は、ほぼ御推察が参るでございましょう。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
汽車中にてまた新版の藤村様御集、久しぶりに彼君のお作読み候。
— 与謝野晶子 『ひらきぶみ』 青空文庫
御場所柄のことで、高貴の方の御集まりになる所へ飾られますわけで」「そうでございますか。
— 葉茶屋の狆のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
このことは、今日この教育社の記念会の席でお話しするのは、少し不適当かと思いましたが、しかし、学術上において研究する上には、教育に最も密接なる関係を有するものでありまするから、今日は、かく教育に熱心なる諸君が御集会の席で、教育の点から、その一斑をお話しいたす考えでござります。
— 井上円了 『妖怪学一斑』 青空文庫