比類のない
ひるいのない
表現形容詞
標準
unparalleled
文例 · 用例
そのためどこか骨ばっており、柔らかさの陰影に欠けるけれども、これがまた長所であって、他に比類のない印象の鮮明さと、感銘の直接さとを有している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
ああ、本洲の比類のない水成岩山、その高きこと、一万尺、古生層地の峡間を流れる水!
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
――さうしてもつて始めて、それは君の孜々とした排他的な愛によつて宇宙の中心に置かれ、そしてその時こそ、その比類のない場所で天使どもに奉仕されるであらう。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
河川として他に比類のない多種多様の変化が、そうしてそれらの綜合美が。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
とはいえ、奇妙なそしてある意味比類のない事件に僕らは満足していい。
— THE ADVENTURE OF THE SOLITARY CYCLIST 『自転車乗りの影』 青空文庫
宮のお愛しになることも比類のない御孫であったが、そのほかには雲井の雁だけがお手もとで育てられてきて深い御愛情の注がれている御孫であったのに、突然こうして去ってしまうことになって、お寂しくなることを宮は歎いておいでになった。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
四 私などが見ると、あのすぐれた簡潔な筆致は、夷の思ふところではないといふぐらゐに立派であるが――また細く物を刻つて、濃淡の影を巧につけるあたりは、文壇にも他に比類のない第一人者であるのは、言ふを待たないと思ふが、しかももう少し心を開いて出て来ることは出来ないものか。
— 田山録弥 『正宗君について』 青空文庫
それほどまでに雄※の持つ比類のない敏感さは、しののめ時のあるかなきかの薄明の動きをも暗黙の間に伝へ、その健さはまた、暁そのものの持つ生れたばかりの新鮮さと雄々しさとを感得してゐるのだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
作例 · 標準
比類のない技術力を持つ職人たちが、この高級時計を支えている。
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今回の発見は、歴史上でも比類のない価値を持つものだ。
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彼は比類のない勇気を持って、独り巨悪に立ち向かった。
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