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残花

ざんか
名詞
1
標準
(last) flower remaining in bloom
文例 · 用例
このほか、徳田秋声、広津柳浪、小栗風葉、三島霜川、泉鏡花、川上眉山、江見水蔭、小杉天外、饗庭篁村、松居松葉、須藤南翠、村井弦斎、戸川残花、遅塚麗水、福地桜痴等は日露戦争、又は、日清戦争に際して、いわゆる「際物的」に戦争小説が流行したとき、それぞれ、こぞって動員されている。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
江見水蔭、小杉天外、泉鏡花、饗庭篁村、村居松葉、戸川残花、須藤南翠、村井弦斎、遅塚麗水、福地桜痴等がその作者だった。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
残花道人|嘗つて桂川を渡る、期は夜なり、風は少しく雨を交ゆ、「昨日も今日も五月雨に、ふりくらしたる頃なれど」とあるを見れば梅雨の頃かとぞ思ふ。
北村透谷 「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ 青空文庫
余は残花氏の巧妙と幽思、この篇にて尽くるを見る、明治の韻文壇、斯かる佳品を出すもの果して幾個かあらむ。
北村透谷 「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ 青空文庫
「そも愛といひ恋といふ、ふかき意を世の人は、さら/\くまず氷より、霜より冷えしそのこゝろ」、と残花氏の妙句味ひ多しと言ふべし。
北村透谷 「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ 青空文庫
すべてかかる老大樹の保存には周囲の状態をいささかも変ぜざるを要することなれば、いかにもして同林の保存を計らんと、熊楠ら必死になりて抗議し、史蹟保存会の白井、戸川〔残花〕二氏また、再度まで県知事に告げ訴うるところあり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
三十年も前の話、戸川残花がヒヨツコリやつて来て曰く、数寄屋橋外に頗る上手な人相見がある、百発百中で数寄屋橋教会の会員は皆信じてゐるんで坪内君と一緒に実験に出掛ける筈になつてるが、君も一緒に行かないかといふ話で、約束の日を打合はして当日三人して出掛けた。
内田魯庵 人相見 青空文庫
坪内君はドウいふツモリであつたか知らぬが、残花は性来ミスチツクの好きな心霊信仰の男で占ひ人相は何より好物、見て貰はない中から信心肝に銘じてゐたらしい。
内田魯庵 人相見 青空文庫
作例 · 標準
春の嵐に耐え抜いた一本の桜の木に、数輪の残花がしがみつくように咲いていた。
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「もう桜の季節も終わりね」と、足元の水たまりに浮かぶ残花を眺めて彼女は言った。
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盛りを過ぎた庭園で、最後に咲いた残花が初夏の訪れを静かに待っている。
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