積り書
つもりがき
名詞
標準
written estimate
文例 · 用例
小野の見積り書きを手に取っては、独りで胸算用をしていた。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
實地を知らない友人に空想と笑はれない爲め、渠はあちらで實見した材料の控へ帳と、相當な大工並に木挽に製調させた見積り書とを出して見せた。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
體裁も大體は決めてあるのだから、高見呑牛のやつてゐる週刊北星を持つて行つて、氷峰の出さうとする北海實業雜誌の印刷屋で見積り書を取り、それを小樽へ郵送するついでに、「協同問題の件もしツかり頼みます」と云ふことを附け加へた。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
設計に対する詳細妥当な見積り書によって、その審議によって役所側の諾否は決せられるのであったから。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
倅をけしかけて私の手文庫から、東叡山御造営の大事な見積り書を盗み出させ、私と張り合っている深川の材木屋に売らせたのも、今から考えるとどうも梅吉の細工らしい。
— 梅吉殺し 『銭形平次捕物控』 青空文庫
伜をけしかけて私の手文庫から、東叡山御造營の大事な見積り書を盜み出させ、私と張り合つて居る深川の材木屋に賣らせたのも、今から考へるとどうも梅吉の細工らしい。
— 梅吉殺し 『錢形平次捕物控』 青空文庫