黒旗
こっき
名詞
標準
文例 · 用例
かの時 この時 時は 隔つれ、此処と 彼処と 所は 異れ、 はたはた はたはた み空に ひとり、いまも 渝らぬ かの 黒旗よ。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
幸福と同時に、不幸の黒旗が、その家の上にはためいてゐることには、彼等は氣附くわけもなかつたのである。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
当節はどこに生々しい血痕のような黒旗のようなものが掲げられているか分らないから、女の学校の掲示場をのぞくにも真剣勝負の心構えを忘れると、胸をさしぬかれてしまう。
— 宝塚女子占領軍――阪神の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
(安南人でも、トンキン人でも、黒旗兵でも――總て、水兵達の眼には同じ支那人として映つてゐた。
— PECHEURS D'ISLANDE 『氷島の漁夫』 青空文庫
赤旗が上げられ、次いで古い上衣が上げられたのを黒旗だと思い、それを見てまた激昂した。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
男性用帽子や女性用帽子がソロモン王の栄光のようになり、黒旗は物置に隠された。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
黒旗の船列は、呂虔の陣。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
赤旗に押されて、数すくなくなった黒旗を新しくぶっ立てて、卑怯者去らば去れわれらはクロハタ守るとヤヤコーの同志に怒鳴らせて見せると意気込んでいた。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
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黒旗(くろはた、こっき)
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出典: 黒旗 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0