ブロバリン
ブロバリン
名詞
標準
Brovarin (brand name of Bromisoval)
文例 · 用例
銀座のほうに歩きかけて、やめて、川の近くのバラックの薬局から眠り薬ブロバリン、二百錠入を一箱買い求め、新橋駅に引きかえし、大阪行きの切符と急行券を入手した。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
われに、ブロバリン、二百錠あり。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
江戸っ子らしい巻舌で一夜の宿を求め、部屋に案内されるや、すぐさま仰向に寝ころがり、両脚を烈しくばたばたさせ、番頭の持って行った宿帳には、それでもちゃんと正しく住所姓名を記し、酔い覚めの水をたのみ、やたらと飲んで、それから、その水でブロバリン二百錠一気にやった模様である。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
薬瓶とブロバリンと二三個のトランクと廻送される郵便と、だから本は何も持ち歩けなかつた。
— 牧野信一 『読んだ本』 青空文庫
隱岐は、もう好い加滅に本を讀むことを切りあげて、ぼつぼつ創作の仕事にとりかゝらうとして苛々しはじめてゐたが、ブロバリンばかりを服み過ぎて眠るので、止め度もなく頭がぼんやりしてゐて、さつぱりと空想力が働いて來なかつた。
— 牧野信一 『痴日』 青空文庫
ブロバリン、〇・五、ケンチャナ、〇・―。
— 森本薫 『みごとな女』 青空文庫
報告はありませんか」「まだ正式にはありませんが、ブロバリン、カルモチン、バルビタール、そのへんのごく有りふれた薬らしいそうです」 と、大矢主任が口添えした。
— 坂口安吾 『復員殺人事件』 青空文庫
やっぱり、ブロバリンとか、カルモチンとか、そんなものだろう、と一目で断定したそうです。
— 坂口安吾 『復員殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は眠れない夜が続くと、昔から処方されているブロバリンを半分だけ飲んで休んでいた。
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過去の文学作品を読むと、睡眠薬としてブロバリンを大量に服用する描写がしばしば登場する。
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医師に相談した結果、依存性の懸念からブロバリンから別の安全な睡眠導入剤へ切り替えることになった。
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