書き認める
かきしたためる
動詞
標準
文例 · 用例
それでも私は、あなたの御生家に突然たずねて行く勇気は無く、いろいろ考えた末、とにかく手紙を、書きしたためる事にしたのです。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
匆々に捕り方退かせて、江戸へ申し開きの謝罪状でも書きしたためるが家名のためじゃ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
したがって、座用の舟なぞも金には糸めをつけぬぜいたくな屋形船で、おあつらえどおりに涼しげなすだれを囲い、みやびたぼんぼりの灯ざしがちらちらと川風にゆらめく陰で付き添いのお腰元が蒔絵硯を介添え申し上げると、深窓玉なす佳人がぽっとほおを染めながら、紅筆とって恋歌を書きしたためる。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫