良吏
りょうり
名詞
標準
good official
文例 · 用例
地方の人民がいかによい政治を慕い、良吏を得た時代の幸福な日を忘れないでいるかは、この木曾谷の支配が尾州藩の手から筑摩県の管轄に移るまでの間に民政|権判事として在任した土屋総蔵の名がいまだに人民の口に上るのでもわかる。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
これを捨て置いては、天下の法がすたる」 笹野新三郎の語気は、誠実な良吏らしい熱心さが溢れるのです。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
勘定奉行矢部駿河守は、後に鳥居甲斐守に陥れられて、水野越前守の末路も見ずに憤死して了いましたが、天保年間ばかりでなく、徳川三百年の治世中にも、幾人と数える位の良吏でした。
— 野村胡堂 『黄金を浴びる女』 青空文庫
この間の消息は「甲子夜話」などにも載って居りますが、良吏駿河守にしては、全く一代の密偵政策だったでしょう。
— 野村胡堂 『黄金を浴びる女』 青空文庫
大塩平八郎以来の与力ということで、頭脳もよく、腕もよく、胆もあり、骨もあって、稀れに見る良吏であったということである。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
うずらの羽虫 史上には良吏の例も少くはない。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
然し良吏の話は話題として伝播性がないのである。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
現代にも良吏はいよう。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
作例 · 標準
彼は決して派手な功績は挙げなかったが、領民の生活を第一に考える真の良吏として歴史に名を残した。
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汚職が蔓延する組織の中で、彼女のような清廉潔白な良吏は非常に貴重な存在である。
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新任の知事は、かつて地方の村で良吏として慕われた経験を活かし、県政の改革に乗り出した。
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