櫓太鼓
やぐらだいこ
名詞
標準
drums which announce the opening of a stage performance or commencement of bouts
文例 · 用例
(F・O)翌朝――猿若町に櫓の太鼓鳴り響けば 鳴り響く櫓太鼓―― =(F・I)お光の茶店(朝まだき) 駕籠が一丁待っている。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
大きな、櫓太鼓みたいなものを、めった矢鱈に打ちならすような音楽でもあったら、いまの僕のいらいらした気持にぴったり来るのかも知れない。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
五月場所 櫓太鼓の音、都の朝の静けさを破って、本場所の景気を添ゆれば、晴天十日江戸ッ児の心勇んで、誰しも回向院に魂の馳せぬはない。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
途中鹽田村で土地の祭と見えて、赤烏帽子の子供が二人櫓太鼓の上に乘つて之れを打ち、同じやうな子供二三十人が之れを擔いでワッショワッショと押し出してゆくのに出會つた。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
文句はよくわからなかったが、千両|幟の櫓太鼓の曲弾を子供ながら面白く感じた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
今のメモリアル・ホール 場所が来ると風の加減で櫓太鼓が水を渡つて来るだけでなく、吉例の触れ太鼓がやつて来るのである。
— 木村荘八 『両国今昔』 青空文庫
しかし思ふにさういふ環境風な因果がいつか知らず識らず人の情操生活に浸透してゐて、いまだにとうとうとわたる櫓太鼓の音を聞くと、ぼくのやうな弱虫が矢張りそこに「場所」のやうな颯爽とした心持を感じるとすれば?
— 木村荘八 『両国今昔』 青空文庫
ははあ――興行だな、芝居ではない、相撲だな、この景気で見ると、まんざら田舎相撲とも思われない、江戸か上方、いずれ大相撲の一行が、この辺で打っているのだな―― まもなく、櫓太鼓の勇ましい音。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
相撲の本場所が始まる前、会場の外では櫓太鼓の音が響き渡り、観客の期待を高める。
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空高く響く櫓太鼓の乾いた音を聞くと、今年もいよいよ祭りの季節が来たと実感する。
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伝統的な祭りの開始を告げる櫓太鼓は、遠くの家々にまでその音色を届けていた。
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ウィキペディア
櫓太鼓(やぐらだいこ)とは、相撲の開催を知らせるために櫓の上で打つ太鼓である。
出典: 櫓太鼓 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0