雅か
みやびか
形容動詞
標準
文例 · 用例
禍いの源はいずこの誰じゃ」「少将どのじゃ」「実雅か」と、兼輔は眼をみはった。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
地方の大豪族である処から京の公卿衆が来往することが屡々であったらしく、義元の風体も自から雅かに、髪は総髪に、歯は鉄漿で染めると云う有様であった。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
女学校出とは思はれぬ様な温雅かな娘で、絶え/″\な声を出して讃美歌を歌つてゐる事などがあつた。
— 石川啄木 『札幌』 青空文庫
清子は茶を薦め菓子を薦めつゝ唯|雅かに、口数は少なかつた。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
女學校出とは思はれぬ樣な温雅かな娘で、絶え/″\な聲を出して讃美歌を歌つてゐる事などがあつた。
— 石川啄木 『札幌』 青空文庫
なかでも呉服は、処女心から、若い先達の優雅かぎりない、その姿に魅せられたものか、眼に愛慕の光を宿し、頬に羞恥の紅潮をさして、まじろぎせず、宮家を見守った。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
しからば大雅か蕪村か玉堂か。
— 北大路魯山人 『河豚は毒魚か』 青空文庫
しからば大雅か、蕪村か、玉堂か、まだまだ。
— 北大路魯山人 『河豚のこと』 青空文庫