足白
あしじろ
名詞
標準
文例 · 用例
初の烏ひとり、裾をこぼるる褄紅に、足白し。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
」「それじゃあ……」 とて立出でたる、後姿隣の室の暗きなかに隠れしが、裾花やかに足白く、するすると取って返して、「貢さん!
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
襟足白く、起上るようにして、ずるりと咽喉まで引掛けながら、「貴方、同じ柄で頼母しいでしょう、清葉さんの長襦袢と。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 掻巻の裾を渚のごとく、電燈に爪足白く、流れて通って、花活のその桜の一枝、舞の構えに手に取ると、ひらりと直って、袖にうけつつ、一呼吸籠めた心の響、花ゆらゆらと胸へ取る。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
初の烏ひとり、裾をこぼるゝ褄紅に、足白し。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
前足皆白い馬を、前右足白きは啓、前左足白きはなどなかなか小むつかしく分別命名しある。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
見れば美しい手弱女で、髪豊に頸足白く、嬋娟たる姿、※たける容貌、分けても大きく清らかの眼は、無限の愁いを含んでいて見る人の心を悩殺する。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫