生まれ出る
うまれでる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to come into being
文例 · 用例
もちろん、数学の公理や論理はきわめて簡単明瞭であり、使用される概念も明確に制定されているに反して、言語による思考の場合では、これらのすべてのものが複雑に多義的であるから、一見同様な前提から多種多様な結論が生まれ出るように見える。
— 寺田寅彦 『数学と語学』 青空文庫
ここから実物の写真では表現し難い詩が生まれ出る。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
復活祭の節、キリスト教徒が鶏卵を食い相|贈遺するに付いて、諸他の習俗、歌唄、諺話、欧州に多いが、要するに天の卵より雛の生まれ出るにキリストの復活を比べ、兼ねて春日の優に到ると作物の豊饒を祝うたのだ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
木部との愛着の結果定子が生まれるようになったのではなく、定子というものがこの世に生まれ出るために、木部と葉子とは愛着のきずなにつながれたのだとさえ考えられもした。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
率先垂範の美風は兵と全く同一生活の体験の中から生まれ出るべき筈である。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
第一、結婚した両性の生活として、親になってこそ始めて使命の完うされるものであると云う立場から、幾人であろうとも生まれ出る子等を、しんから悦び迎える者。
— 宮本百合子 『男女交際より家庭生活へ』 青空文庫
それは立体的な複雑な触覚の音楽が作り出されると同時に目で見てもさも軟らかそうな、堅そうな、滑らかそうな、ゴツゴツらしいヘナヘナネバネバ円く長く珍しい立像が生まれ出ることだと思う。
— 小出楢重 『楢重雑筆』 青空文庫
泣くだけ泣けばあとには雨上りのような、はれやかさが生まれ出る。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
作例 · 標準
例句