柏餅
かしわもち異読 カシワモチ
名詞
標準
rice cake wrapped in oak leaves
文例 · 用例
」 起きるのに張合がなくて、細君の、まだ裸体で柏餅に包まっているのを、そう言うと、主人はちょっと舌を出して黙って行く。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
昼飯代りに柏餅五つ、五銭は安かつた、いはんや、新聞を読まして貰ひ、マツチを貰つたに於ておやである。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
夜具はかなりに広いのが一枚、それを柏餅にして木枕で寝るのだ。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
と大騒ぎで柏餅がゴロゴロと並ぶことになる。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
五月には柏餅を食わせる。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
――何か事情があるのだらうとは思つたが、丁度その日の朝、何のつもりか岡田はまだ寢てゐる太田の部屋の唐紙を開けて見て、何かものを言ひたげにしたが、そこに一枚のうすい布團を、柏餅にして寢てゐる太田の姿を見ると、ほつ、と驚いたやうな聲をあげてそのまゝ戸を閉めてしまつた。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
――それは丁度、二枚しかなかつた布團の一枚を、寒くなつたので岡田に貸したその翌日だつたので、自分の柏餅の寢姿を見て、案外氣立ての柔しさうな岡田の事ゆゑ、氣の毒がつて他所へ移つたのかも知れない、などとも太田には考へられるのであつた。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
――何か事情があるのだろうとは思ったが、ちょうどその日の朝、何のつもりか岡田はまだ寝ている太田の部屋の唐紙を開けて見て、何かものを言いたげにしたが、そこに一枚のうすい布団を、柏餅にして寝ている太田の姿を見ると、ほっ、と驚いたような声をあげてそのまま戸を閉めてしまった。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
作例 · 標準
こどもの日の食卓には、必ず柏餅が並び、家族みんなで季節の味を楽しんだ。
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葉っぱの香りがほんのり移った柏餅は、餡の甘さと相まって格別な風味だ。
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デパートの地下食品街では、端午の節句が近づくと、様々な和菓子屋が趣向を凝らした柏餅を販売する。
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標準
sleeping in a futon folded in half
作例 · 標準
夜勤明けの彼は、布団を二つ折りにして柏餅のように丸まって、ぐっすり眠っていた。
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寒い夜、猫がストーブの前で柏餅のような体勢でうずくまっているのを見て、思わず笑みがこぼれた。
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あの姿勢でよく寝られるな、といつも思うんだけど、母は今日も柏餅みたいに丸まって寝ている。
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ウィキペディア
柏餅(かしわもち)は、平たく丸形にした上新粉の餅に餡をはさんで二つ折りにし、カシワまたはサルトリイバラの葉などで包んだもの。端午の節句に供えられる節句餅の一種である。
出典: 柏餅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0