舎者
しゃしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
その視線には、明らかに「田舎者め!
— 萩原朔太郎 『ラヂオ漫談』 青空文庫
じつさい田舎者であり東京に出たばかりの私は、ハツとして急にそこを立去つた。
— 萩原朔太郎 『ラヂオ漫談』 青空文庫
就中、信州の渋とか湯田中といふやうな百姓めいた温泉、言はば「田舎者の湯治場」といつた感じのする所は何より嫌ひだ。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
尤も野州の那須のやうに、温泉場としては、代表的な「田舎者の湯治場」でありながら、自然としては極めて明快な高原的眺望をもつた所もある。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
お前さんたちがどんなに田舎者見てえな恰好をしてたって、番頭に化けたって、腰弁に化けて居たって、第一、おめえさんなんぞ、上はアルパカだが、ズボンがいけねえよ。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
知っていて、陥穽に首を突っ込むにゃ当たらないもんなあ」小倉は行く先を忘れた田舎者のように当惑げにそこへ突っ立っていた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
田舎者の上京ということに就いて考えて見よう。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
田舎者の出世の早道は、上京にある。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫