彎刀
わんとう
名詞
標準
文例 · 用例
馬に鞭うち全速力で狼群の中を駈け抜けて逃れたが、そのとき、李陵の馬の尻に飛びかかった一匹を、後ろに駈けていた青年左賢王が彎刀をもって見事に胴斬りにした。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
その武器箱の中には、彎刀を一番下にして、その上に七八挺の装薬した馬上拳銃が置いてあり、それの上に一挺の装薬した喇叭銃が載せてあったのだ。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
古びた青色の上衣の広い裾の下に彎刀(註一三)をぶら下げ、小脇に真鍮の望遠鏡を抱え、帽子を阿弥陀にかぶっていた。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
彎刀を身につけてはいるけれども、あまり強そうには見えなかった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
彼は彎刀の柄にすぐ手をやれるようにしたり、刀身が鞘からいつでも抜けるようにしたりした。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
二人とも抜き放った彎刀を手にし、黒犬は左の肩からたらたらと血を出していた。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
酔っ払った時などは、彎刀を引き抜いて、前のテーブルの上に抜身のまま置いたりするような、ひやひやさせることをした。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
抜身の彎刀を持って坐っているよ。
— 宝島 『宝島』 青空文庫