届け出る
とどけでる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
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文例 · 用例
イヤお持帰りになりませんならそれで可う御座います、右の次第を届け出るばかりですから」と大きく出れば、いかな母でも半分落城するところだけれど、あの時の自分に何でこんな芝居が打てよう。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
星光にすかしてこれを見た時、その時自分は全たく夢ではないかと思っただけで、それを自分が届け出るとか、横奪することが破廉恥の極だとか、そういうことを考えることは出来なかった。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
夜が明けると、早速この旨を奉行に届け出ると、「とりとめなき事を届け出るものではない」 と、一笑に附す。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
したがってそこらの村々で鷹を見つけ、又は鷹を捕えたものは、その村名主に届け出るにきまっている。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
それを郡代の屋敷へ届け出るか、または雑司ヶ谷へ持って帰るか、二つに一つの処置を取れば別に何事もなかったのであるが、そこで彼は辰蔵から或る知恵を吹き込まれた。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
夜が明ければ、その姓名をしるして届け出るのである。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
玉村は、私の方ですっかり手続きをすましたものと思いこんでいるから、彼の方で届け出る気遣いはない。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
云わば鴉や雀も同様で、それを捕獲して警察署へ届け出る者もあるまい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫