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錻力

ブリキ異読 ブリッキ
名詞頻度ランク #28699 · 青空 37
1
標準
tin plate
文例 · 用例
支那人は、錻力で特別に作らせた、コルセット様の、ぴったりと人間の胴体に合う中が空洞となった容器に、酒精を満し、身肌につけて、上から服を着、何食わぬ顔で河岸からあがってきた。
黒島伝治 国境 青空文庫
それだのに、お千世に口の掛からない時は、宵から、これは何だ、と阿婆が茶の缶の錻力を、指で弾いて見せると云うまで、清葉は聞伝えているのであった。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
器はたとへ、蓋なしの錻力で、石炭臭い菜が、車麩の煮たの三切にして、「おい來た。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
その上から草原一面にかけて、真赤に錆びた錻力の切り屑、古新聞、古バケツ、ゴム靴、古タイヤ、麦稈帽なぞが、不規則な更紗模様を描いて散らばっていた。
夢野久作 童貞 青空文庫
二日市の橋元屋という旅館の裏に住んでいる時、突然に父が帰って来て、小さな錻力のポンプを呉れた時の嬉しかった事は今でも忘れていない。
夢野久作 父杉山茂丸を語る 青空文庫
」 その休みの日、道頓堀でボートに乗りながらきくと、雪江の父は今宮で錻力の職人をしてゐるが、十八の歳、親孝行だから飛田の遊廓へ行けと酒を飲みながら言はれたので、家を飛び出して女工をしたり喫茶店に勤めたりした挙句、今のマーケットへ勤めるやうになつた。
織田作之助 六白金星 青空文庫
「あんたの同棲してゐる女は今宮の錻力職人の娘で、喫茶店にゐた女やいふさうやが、あんたは親戚中の面よごしや。
織田作之助 六白金星 青空文庫
「此処へ来い」 そのうちの一人が錻力を叩くような声で命令した。
平林初之輔 犠牲者 青空文庫
作例 · 標準
昔のおもちゃの車は、よくブリキで作られていたなつかしい思い出がある。
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屋根の一部が錆びてきたので、一時しのぎにブリキの板で補修した。
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ブリキの缶に絵を描いて、オリジナルの小物入れを作ってみよう。
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