添刪
添刪
名詞
標準
文例 · 用例
宗匠の添刪の態度から幾らも進まないそんな処に※徊して、寂しいではありませんか。
— 折口信夫 『歌の円寂する時』 青空文庫
又多少予期してもよからうと思はれる添刪を経て、あゝした歌をこしらへ出したものであらう。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
降下せられた御製を書きとり、又写し直す女房は、古くは添刪にも与つたらしい。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
宮廷巫女なる内外の命婦以上の高級官女が、臨時・非公式或は、至上個人としての相聞・感激の御|口占に、代作或は添刪に与る風が、殊に著しくなつて来たらしい。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
「榊の薫」などに見える今滋の作物は、たとひ曙覧の添刪は加つてゐるとしても、相当な力量が窺はれる。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
而も、其「牛痘問答」を添刪し、又其除痘館の祀りの為「拝除痘神詞」を代作してゐる(藁屋文集)。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
余は一番町なる父の家より一週に一、二度は欠かさず草稿を携へて通ふ中やや読むに足るべきもの二、三篇先生の添刪を経たる後博文館または春陽堂の編輯局に送られき。
— 永井荷風 『書かでもの記』 青空文庫
しかして後|添刪推敲してまづ短篇小説十篇長篇小説二篇ほどは小手調筆ならしと思ひて公にする勿れ。
— 永井荷風 『小説作法』 青空文庫