厚司
あつし異読 アツシ・アットゥシ
名詞頻度ランク #39148 · 青空 28 例
標準
elm bark clothes traditionally worn by the Ainu
文例 · 用例
私は木綿の厚司に白い紐の前掛をつけさせられ、朝はお粥に香の物、昼はばんざいといって野菜の煮たものか蒟蒻の水臭いすまし汁、夜はまた香のものにお茶漬だった。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
おお、またいわゆるアイヌ模様の厚司を着た爺がいる。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
オロチョン人の手製に成った馴鹿の鞣の鞄や、財布――それは太い色糸で不細工に稚拙に装飾してあった――白樺の皮鍋、アイヌの厚司模様のついた菅の手提げ、それに玩具の橇や独木舟などを彼らはてんでに買い込んで来た。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
入力:江村秀之校正:鈴木厚司2005年1月17日作成2014年3月29日修正青空文庫作成ファイル:このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
とも、おもてのサンパンも、赤|毛布で作られた厚司を着た、囚人のような船頭さんによって、漕ぎつけられた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
みんなの汗じみた仕事着のなかにまじつてこの男一人小ざつぱりとしたセルの厚司姿だつた。
— 島木健作 『黎明』 青空文庫
店には厚司を着た若いものなどが、帳場の前の方に腰かけていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
きのうの朝早く外へ出てすこし行ったら炭俵を一俵ずつ両手に下げた厚司前垂の若衆がとある家の勝手口へ入った、もしや、と思って待っていたがなかなか出て来ないし、こちらに時間があるので歩き出したら、角の電柱のはずれから可愛い茶色の朝鮮牛が無邪気な鼻面をのぞけている。
— 宮本百合子 『この初冬』 青空文庫
作例 · 標準
この博物館では、アイヌ民族が伝統的に着用していた厚司(あつし)の衣装を展示しています。
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樹皮を加工して作られる厚司は、その独特の風合いが特徴です。
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アイヌ文化研究において、厚司の製作技術は重要な研究対象の一つです。
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発掘調査で発見された厚司の断片からは、当時の生活の一端が伺えます。
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