無いよりはまし
ないよりはマシ異読 ないよりはまし
表現
標準
better than nothing
文例 · 用例
小包米とか赤ん坊の牛乳、姙産婦用ラードの配給、これは根本的な食糧問題の危機とインフレーションによる私たちの生存の危機を根本的に改善するものではないけれども、今の事情はあんまりひどいから誰しもそれを無いよりはましと思います。
— 宮本百合子 『本当の愛嬌ということ』 青空文庫
これでも無いよりはましですから。
— 芥川龍之介 『十円札』 青空文庫
「しかし、これでも無いよりはましだ。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
シローテは之を受取つて暫く工夫してゐたが、このコンパスはネヂが弛んでゐて用に立たないが無いよりはましであらうと言ひ、地図の目盛に合せて測つてゐたが、やがてコンパスを立てゝ此処ですと言ふ。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
一月でも一日でも、何にも無いよりはましだ。
— В ССЫЛКЕ 『追放されて』 青空文庫
「わたしたちの立場というものを、ありのまま出して、しかしやっぱり無いよりはましという風な紹介者があると一番具合がいいんだがねえ」「そうだわ、もし紹介者がいるんなら、そういうのでなければいけないわ」 伸子は、もとより自分の身辺にそういう外交上の響をもつような知人をもっていなかった。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
文化映畫、講演會、ポスター、古雜誌、紙芝居、それらも無いよりはましには違ひないが、果してどれほどの効果をいまに期待していいか。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
なにもないよりはマシだ。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫