刎死
ふんし
名詞動詞-サ変
標準
decapitating oneself
文例 · 用例
やがて賊にふんした団長が、銀紙をはったキラキラした大太刀をひっつかんで出てきました。
— 新美南吉 『正坊とクロ』 青空文庫
新一郎君は、まさかうそとは思わなかったので、ついていって、まだぬれている牛市場の草をふみわけふみわけ、すみからすみまでさがしたが、牛のふんしか落ちてなかったそうである。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
円遊のふんした太鼓持は、太鼓持になった円遊だからおもしろいので、小さんのやる太鼓持は、小さんを離れた太鼓持だからおもしろい。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
三四郎は広田先生のうちで西洋のなんとかいう名優のふんしたハムレットの写真を見たことがある。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
いろいろなかわった射げきをうけてみだれにみだれ、高ふんしにしぬいた若者の心は今にも狂いそうになって居る。
— 宮本百合子 『死に対して』 青空文庫
私の肉体は、だんだん焼かれる魚のようにこうふんして来る。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
捜査にあたってばらばらになって、自分の好き勝手をすると、成績があがらないでしょう」「そうだ、そうだ」 と、二宮少年がこうふんして叫んだ。
— 海野十三 『時計屋敷の秘密』 青空文庫
それから外国人にふんしてやる場合、特に大事な事は、その外国人のいろんな個人的な条件と同時に、その国籍乃至民族が何人かという事であつて、この国籍或は民族の問題は翻訳劇の場合はどの外国人も一緒にしない事、地方的な雰囲気を出すためばかりではなく、人間として、脚本の人物をほんとに活かすためですね。
— 岸田國士 『俳優と現代人の生活(対話5)』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、切腹ではなく、自ら首を刎ねて刎死を選んだ。
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敗北を悟った武将は、兵士たちの前で名誉の刎死を遂げた。
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囚われの身となることを避け、彼は毒を仰ぐか刎死を選ぶかの選択を迫られた。
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