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隻腕

せきわん
名詞名詞-の形容詞
1
標準
one arm
文例 · 用例
隻腕、隻脚は猶その形を存じたり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
僧は隻腕、壇にもたれ、明いたる手にて祝福し、黄金盤も重たげに、虚空に恩赦の印を切りて、音声こそは微なれ、闃たる堂上とほりよく、瞑目のうち述ぶるやう、      「聖霊と。
上田敏 海潮音 青空文庫
僧は隻腕、壇にもたれ、明いたる手にて祝福し、黄金盤も重たげに、虚空に恩赦の印を切りて、音聲こそは微なれ、※たる堂上とほりよく、瞑目のうち述ぶるやう、    「聖靈と。
上田敏 海潮音 青空文庫
司令は誰あろう、この前の第三次世界大戦の空戦に赫々たる勲功をたてた大勇将として、人々の記憶にもはっきりのこっている、あの隻脚隻腕の大竹中将であった。
海野十三 大宇宙遠征隊 青空文庫
ところが、神のおたすけがあったというのでもあろうか、或る日緑川博士は、或る会合で、例の隻脚隻腕の猛将大竹中将の席のとなりに座ったのである。
海野十三 大宇宙遠征隊 青空文庫
あの丹下左膳てえ隻眼隻腕の化け物は、なるほど世の中に役にたたぬ代物じゃが、しかし、農工商をいじめながら徳川におべっかをつかう武士という連中にあいそをつかし、世を白眼視しておる点で、吾輩と一脈相通ずるところのある愉快なやつじゃ。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
隻眼隻腕の異様な浪人姿と、由緒ありげな美男の若侍と今夜の夜釣りには、ふしぎな獲物があったものだと、六兵衛はそのまま、二人をこの自宅に運びいれて、まず、濡れた着物を着かえさせ、一晩ねんごろに看病して、……サテ、この朝である。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
三方子川の漁師|六兵衛の網に、隻眼隻腕の痩せ浪人と、青白い美男とが引っかかった――。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
作例 · 標準
戦場で右腕を失った隻腕の剣士は、左手一本で驚異的な速さの太刀筋を繰り出した。
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彼は隻腕というハンデを感じさせないほど器用に道具を使いこなし、見事な工芸品を作り上げる。
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隻腕の彼がバイオリンを奏でる姿を見て、観客は皆、深い感銘を受けた」と新聞記事は伝えた。
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