趣向を変えて
しゅこうをかえて
表現
標準
for a change
文例 · 用例
同じ人間が同じ会の展覧会批評を毎年つづけて書けば、結局同じような事を繰返すことになりそうですから、少し趣向を変えてと思ったのが丁度その時の気分でこんなものになってしまいました。
— 寺田寅彦 『二科狂想行進曲』 青空文庫
今度は趣向を変えて驚かしてやろうというような気はさすがにまだ無かった。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
僕と親子になったら、かえって心は千里万里も離れて、愛情は憎悪に変ったなんて、ひとりでひがんで悲壮がっているような人なんだから、こんどはまた、ぐっと趣向を変えて、先王が死に、嗣子のハムレットはその悲しみに堪え得ず気鬱、発狂。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
子供たちはそこを目がけて竿でめった打ちにするものもあれば、趣向を変えて、とんぼ釣をすることもある。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
惟任将軍ともあるべきものが、名もなき土民の竹槍で命を落す悲惨な因縁因果を、それ、主と親を殺した天罰にからませて、趣向を変えてあそこへ持ち込んだところが作者の働きなんだから、演る方もよく心得て、匹夫下郎の真似はしながらも、苟も惟任将軍というみえとはらとを忘れちゃならねえ。
— 胆吹の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「お花見も毎年のことだから、今年は趣向を変えて、敵討の茶番を出そうと言い出したのは、出雲屋さんでした」「…………」「出雲屋さんは二枚目型だから、敵を討つ方の巡礼、私はこんな柄ですから、討たれる方の虚無僧で」「…………」 平次は黙って先を促します。
— 花見の仇討 『銭形平次捕物控』 青空文庫
それは、ただこうして長の道中、道庵は道庵として、米友は米友として歩いたのでは、旅の興が薄いから、その時その時によって、趣向を変えて行ったらどうだ。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そこで今晩は、特に趣向を変えて、当時はやりの青白い浪人姿となって、ふらりと夜中の散歩を試みたと見れば見られる。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
契約書は、双方の代表者が直接手交しました。
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