表扉
おもてとびら
名詞
標準
文例 · 用例
結局、表扉を開いて出入りを激しくする職業の家なら、たとへ蔦の根はあつても生え拡がるまいし、自然の做すまゝを寛容する嗜癖の家族でなければかういふ状態を許すまい。
— 岡本かの子 『蔦の門』 青空文庫
わたくしが表扉に近づくと、驚いたのなんの、鍵が挿さったままで、ふとわたくしのうっかりかと思ったものの、懐探るとちゃんとある。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
」 講師は表扉の鍵を外し、我々をなかへと招き入れる。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
」「表扉にばね錠は?
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
そのあと表扉に鍵をかけて自室へ。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
表扉は叩いても開けられることはなく、返事といえばただ向こうから止めどなくやってくる罵詈雑言。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
表扉を開けて、若いマドロスが二人はいって来た。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
私の訪ねあてた32番の家は表扉を緑色に塗った三階の煉瓦建であった。
— 松本泰 『日蔭の街』 青空文庫