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真景

しんけい
名詞
1
標準
文例 · 用例
三十年九月には中洲の真砂座で「乳房榎」を上演し、翌三十一年二月には同座で「真景累ヶ淵」を上演した。
岡本綺堂 寄席と芝居と 青空文庫
実際、円朝の話も大かた忘れられて、その代表的作物として「塩原多助」「牡丹燈籠」「真景累ヶ淵」等が舞台の上にも繰り返され、一般の人にも記憶されているに過ぎない。
岡本綺堂 寄席と芝居と 青空文庫
しかも円朝が得意の「牡丹燈籠」にも「真景累ヶ淵」にも、この薄暗いと云うことが余ほどの便利をあたえていたらしい。
岡本綺堂 寄席と芝居と 青空文庫
それから、同じ円朝物の「真景|累ヶ|淵」が近来有名になった。
岡本綺堂 怪談劇 青空文庫
これを空気の振動であるとか、自分がこれを聴いているとかいう考は、我々がこの実在の真景を離れて反省し思惟するに由って起ってくるので、この時我々は已に真実在を離れているのである。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
此の如き実在の真景はただ我々がこれを自得すべき者であって、これを反省し分析し言語に表わしうべき者ではなかろう。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
而して科学者のいわゆる最も厳密なる意味における自然とは、この考え方を極端にまで推し進めた者であって、最抽象的なる者即ち最も実在の真景を遠ざかった者である。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
前にいったように、実在の真景においては主観、客観、精神、物体の区別はない、しかし実在の成立には凡て統一作用が必要である。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫