常禄
じょうろく
名詞
標準
文例 · 用例
(理財活計の趣を異にす) 廃藩の後、藩士の所得|大に減ずるとは、常禄の高を減じたるをいうに非ず。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
然りといえども常禄の外に所得の減じたるものもまた甚だ大なり。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
中津藩歳入の正味はおよそ米にして五万石余、このうち藩士の常禄として渡すものは二万石余に過ぎずして、残およそ三万石は藩主家族の私用と藩の公用に供するものなり。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
なかんずく役人の旅費ならびに藩士一般に無利足拝借金|歟、または下だされ切りのごときは、現に常禄の外に直接の所得というべし。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
以上|枚挙の件々はいずれも皆藩士常禄の他に得るところのものなれども、今日に至てはかかる無名間接の利益あることなし。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫