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扱箸

こきばし
名詞
1
標準
文例 · 用例
アゲルというのは「しまう」こと、コバシは正確に謂えばコキバシすなわち扱箸であった。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
三 この扱箸の使用はいかにも能率の挙がらぬ方法であったので、久しい以前から徐々に改良が企てられていた。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
この意味からいうと、いわゆる唐扱箸の発明ないし普及という事実は、非常に興味の多い経済史の問題を提供する。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
一方鉄製の扱箸がすでに知られている処があるのに、他の一方には二本の竹箸よりもさらに原始的なる脱穀作業があった。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
始めて是を用いた時の満足は、或いは唐扱箸以上であったろうと思う。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
実際この櫛の歯式の竹の稲扱が出て来て、在来の簡単な二本の扱箸にかわった時の方が、後にそれ自身が鉄製のものにかわられた時よりも、はるかに農民に与えた印象は強烈であったのである。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫
ウィキペディア

扱箸(こきばし、こいばし、こきはし)は稲の脱穀に用いられた江戸時代の農具。竹製の箸のような形状で籾を一粒一粒取り出す。食事用の箸は主に長さ18cmほどなのに対して扱箸は30cmほど、あるいは45cmから60cmある。一方を結びつけて地面に刺し、2本の棒の間に稲穂の穂首を挟んでしごくように引き落として脱穀する。『会津農書』では「竹こき」と称されている。扱箸で一日に脱穀できる籾の量は男性で12束、女性で9束ほどだったという。豆類や麦の脱穀にも用いられた。

出典: 扱箸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0