手亡
てぼう
名詞
標準
otebo bean (var. of Phaseolus vulgaris)
文例 · 用例
私が彼の發議に反對するとき、いつも吃驚したやうに――有り得べからざることが起つたやうに――奇異の顏付をしてぼうとしてゐる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
道路の方で白い犬が、ゆめのやうなミスティックな響をもつてぼうぼうと吠えてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
め組はつかつかと二足三足、「おやおやおや、」 調子はずれな声を放って、手を拡げてぼうとなる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
たった一時でも善人になってぼうとした処だったから掴まったんで、盗人心を持った時なら、浅草橋の欄干を蹈んで、富貴竈の屋根へ飛んでも、旦那方の手に合うんじゃないと、太平楽を並べた。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
リヽアンの小鈴に肩入れしてけつかんのやろと図星を指されてぼうっと赧くなり一途に北田が頼もしかったが、肩入れはしてるんやけどナ、わいは女にもてへんよって、兄貴、お前わいの代りに小鈴をものにしてくれよ。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
」 と莞爾して、急に上げた瓜核顔が、差向いに軽く仰向いた、眉の和やかさを見た目には、擬宝珠が花の雲に乗り、霞がほんのりと縁を包んで、欄干が遠く見えてぼうとなった。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
糟谷は机にむかったなり目を空にしてぼうぜん考えている。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
然しさうして居ても寒さが非常に嚴しい時は彼は只狹苦しい小屋の中に麁朶を少しづつ折り燻べるよりも比較的廣い竈の前で横に轉がした大籠からがさ/\と木の葉を掻き出してぼう/\と焔を立てゝ暖まりたい心持がするのであつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
作例 · 標準
手亡豆は、白あんに使われることで有名な豆だ。
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この和菓子には、北海道産の手亡豆が使われている。
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手亡豆を水で戻してから、じっくりと煮込んだ。
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