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片や

かたや
表現頻度ランク #28955 · 青空 0
1
標準
on the one hand ... (and on the other ...)
文例 · 用例
花というものは植物の枝に偶然に気紛れにくっついている紙片や糸屑のようなものでは決してない。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
片やアシッシュに比べれば、酒はたしかに生理的であり、神仙と共に太初から有つたところの、自然の天與した飮物である。
萩原朔太郎 酒に就いて 青空文庫
支那には、この竹三郎のように、外国人の手によって持ちこまれる阿片や、モルヒネや、ヘロインの捕虜となっている人間がどれだけあるかしれないのだ!
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
小間切を叩きつけたような肉片や、バラ/\になった骨や肉魂がそこらに散乱していた。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
またその桔梗いろの冷たい天盤には金剛石の劈開片や青宝玉の尖った粒やあるいはまるでけむりの草のたねほどの黄水晶のかけらまでごく精巧のピンセットできちんとひろわれきれいにちりばめられそれはめいめい勝手に呼吸し勝手にぷりぷりふるえました。
宮沢賢治 インドラの網 青空文庫
が、しばらく経って後そうと気がついた時はすでに遅かったし、また、もはや阿片や酒毒のおかげで可成りにちぐはぐな、おぼつかないものに成っていた僕の頭は、そんな恐ろしい秘密結社になぞ加入した事に対して、妙な事にも、返ってしびれる様な淡い快さ――ひょっとしたら感傷的な、快さを感じていたらしかったのでした。
渡辺温 象牙の牌 青空文庫
其處らには赤く銹びたブリキの鑵のひしやげたのやら貧乏徳利の底の拔けたのやら、またはボール箱の破れた切ツ端やら、ガラスの破片やら、是れと目に付くほどの物はないが、要するに廢れて放擲られた都會の生活の糟と殘骸………雨と風とに腐蝕した屑と切ツぱしとが、尚しも淋しい小汚ない影となツて散亂ツてゐる。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
夢を支配する自由 阿片やモルヒネの麻醉が、人を樂しく恍惚とさせるのは、それが半醒半夢の状態を喚起させ、夢を自由に幻想することができるからである。
萩原朔太郎 青空文庫
作例 · 標準
片やベテランの安定した演技、片や新人の爆発的なエネルギーがぶつかり合う見事な舞台だった。
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兄は慎重派で石橋を叩いて渡るタイプだが、片や弟は直感だけで突き進む猪突猛進型だ。
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片や豪華なフルコース、片や家庭的なお惣菜。どちらも選べないほど魅力的だ。
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