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繚乱

りょうらん
副詞-と形容詞-たる名詞-の形容詞
1
標準
profusely (esp. flowers blooming in great profusion)
文例 · 用例
茶色の枯れたような冬の芽の中に既にいま頃から繚乱たる花が用意されているのだと思うと心が勇む気がする。
黒島傳治 四季とその折々 青空文庫
剣戟は巷に舞っているこの伴奏を受けての思想の力争――七花八裂とも紛飛|繚乱とも形容しようもない入りみだれた有様だった。
岡本かの子 荘子 青空文庫
賑やかに入って来た客は印度婦人服独特の優雅で繚乱な衣裳を頭から被り、裳裾を長く揺曳した一団の印度婦人だった。
岡本かの子 ガルスワーシーの家 青空文庫
朝の黄金の光が颯っと射し込み、庭園の桃花は、繚乱たり、鶯の百囀が耳朶をくすぐり、かなたには漢水の小波が朝日を受けて躍っている。
――新曲聊斎志異―― 竹青 青空文庫
なんの因縁で……」葉子は自分をこう卑しみながらも、男の目を迎え慣れた媚びの色を知らず知らず上まぶたに集めて、それに応じようとする途端、日に向かって目を閉じた時に綾をなして乱れ飛ぶあの不思議な種々な色の光体、それに似たものが繚乱として心を取り囲んだ。
有島武郎 或る女 青空文庫
殊にハナウマイの涯しない白砂のなだらかさ、緑葉|伸び張ったパルムの梢の鮮やかさ、赤や青の海草が繚乱と潮に揺れてみえる岩礁の、幾十|尋と透いてみえる海の碧さは、原始的な風景というより風景の純粋さといった感銘がふかく、ながく心に残っています。
田中英光 オリンポスの果実 青空文庫
殊にハナウマイの涯しない白砂のなだらかさ、緑葉伸び張ったパルムの梢の鮮やかさ、赤や青の海草が繚乱と潮に揺れてみえる岩礁の、幾十尋と透いてみえる海の碧さは、原始的な風景というより風景の純粋さといった感銘がふかく、ながく心に残っています。
田中英光 オリンポスの果実 青空文庫
科学の島というからには、無風流極まる、コンクリートの工場地帯を思わせるような風景を想像していたのだか、一歩、人工蜃気楼の障壁を這入ると、其処に、忽然と繰展げられたのは、言葉通り百花繚乱と咲き乱れた花園のような『日章島』だった。
蘭郁二郎 地図にない島 青空文庫
作例 · 標準
春の植物園では、チューリップやバラなど様々な花が百花繚乱の如く咲き誇り、訪れる人を魅了している。
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幕末の京都は、様々な思想を持つ志士たちが入り乱れる、まさに百家繚乱の時代であった。
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夜空に打ち上げられた数え切れないほどの花火が、暗闇に繚乱たる光の絵巻を描き出した。
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