長秋
ちょうしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
それから加之と云って、皇太后の御上を云い、「猶子の恩を蒙りて、兼ねて長秋の監たり、嘗薬の事、相譲るに人無し」といい、「暫く彼の仙院の塵を継いで、偏へに此の后中も苦しかったろうが歌も苦しい。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
陸奥や出羽から良馬の出たことは、『続日本紀』や『類聚三代格』などにも見えていますし、とにかく、東北地方から良馬を産出したことは早くから知られていまして、藤原俊成なども『長秋詠藻』の中で「みちのくのあらのの牧の駒だにもとればとられてなれ行くものを」と詠んでいます。
— 佐左木俊郎 『文学に現れたる東北地方の地方色』 青空文庫
長長秋夜 ――ぢやん、ぢやん、ちゆう、やは朝鮮語で長い長い秋の夜といふ意味。
— 詩集(6)長篇詩集 『小熊秀雄全集-7』 青空文庫
フランス料理の、オードブル(突出し、前菜)は冷たいのが百六十種、温かいのが二百種ある(宮内省司厨長秋山氏談)日本料理の突出しを、何んという料理人が百種こしらえたか?
— 直木三十五 『大阪を歩く』 青空文庫
このことを、ある時、校長秋山先生が自慢で、家へ来て話されると、どうも、いけない結果があらわれて来た。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
校長秋山先生は、台所口の一枚の障子のきわに納まって、屏風をたて、机をおき――机の上に孔雀の羽根が一本突立っていた。
— 長谷川時雨 『源泉小学校』 青空文庫
子供たちは鬼ごっこで無中になったが、なかで一番|大童なのが校長秋山先生だった。
— 長谷川時雨 『源泉小学校』 青空文庫
ところで、悲惨なことに――あんぽんたんにとっても悲惨なことに、源泉学校は(前出)やっと尋常代用小学校となったのに、校長秋山先生が疫病で急に死んで学校がなくなった。
— 長谷川時雨 『議事堂炎上』 青空文庫