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蚊虻

ぶんぼう
名詞
1
標準
文例 · 用例
自然の化育に従って、その性に従うものは従い、また瓦石ともなり蚊虻ともなって変化に委せて行くべきものはまたその変化に安じて委せる。
岡本かの子 荘子 青空文庫
教育にして的無く、教育を受くるものにして的とすべきところを知らざれば、讀書※畢は、畢竟蚊虻の鼓翼に異ならず、雪案螢燈の苦學も、枉げて心を勞し身を疲らすに過ぎざるものであらう。
幸田露伴 努力論 青空文庫
『四分律蔵』に、仏|文竜王自らその宮を出で、身を以て仏を繞る、仏の上を蔭いて仏に白して言わく、寒からず熱からずや、飄日のために暴されず、蚊虻のために触※せらるるところとならずや〉、風雨やんでかの竜一年少|梵志に化し、仏を拝し法に帰した、これ畜生が仏法に入った首だと見ゆ。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
天|苟も吾が区々の悃誠を諒し給わば、幕吏必ず吾が説を是とせんと志を立てたれども、蚊虻山を負うの喩、終に事をなすこと能わず今日に至る。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫