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名詞
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標準
文例 · 用例
此日雲飛は待ちに待つた日が來たので夜の明方に海門に詣で見ると、果して一人の怪しげな男が名石を擔いで路傍に立て居るのを見た。
國木田獨歩 石清虚 青空文庫
その時の連は小村雪さんで、双方あちらこちらの都合上、日取が思う壺にはならないで、十一月の上旬、潤年の順におくれた十三夜の、それも四日ばかり過ぎた日の事であった。
泉鏡花 唄立山心中一曲 青空文庫
すなはち同行の雪さんを、今まで祕しておいた所以である。
泉鏡花 城崎を憶ふ 青空文庫
きちん、と手際よく、鋤き耕やされて筋目正しくならされた赭色の土の面の露霜がとけて、もやもやとした白い水気が、幾条も幾条も立ち初めて太陽の面を掠めたり、斜な光線にからんだりする。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
水について調べてみる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
これくらいならば普通であるかもしれないが、水の場合は少し多すぎるように思われる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
それからまた水では「醤のかびをかき分けて」というのと、巻はちがうが「月もわびしき醤油の粕」というのがある。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
この二度目の月と醤油との会合ははなはだ解決困難であるが、前の巻の初めに、史邦の「帷子」の発句と芭蕉の脇「籾一升を稲のこぎ賃」との次に水が付けた「蓼の穂に醤のかびをかき分けて」を付けているところを見ると、水の頭には何かしら醤油のようなものと帷子との中間にまたがる観念群があるのではないかと疑わせる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫