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狐猿

きつねざる異読 キツネザル
名詞
1
標準
lemur
文例 · 用例
(明治四十一年一月二十六日『東京朝日新聞』)         六十一      猿と蛇 いろいろの動物について試験してみると、蛇を怖れるは猿猴の類に限る、但しその中で狐猿という一種のみは蛇をしかけても平気だという。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
其の店で獣の皮だの、獅子頭、狐猿の面、般若の面、二升樽ぐらゐな座頭の首、――いや其が白い目をぐるりと剥いて、亀裂の入つた壁に仰向いた形なんぞ余り気味の可いものではなかつた。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
併し養蟲園へ行く前に、一応調べて見たいのは狐猿の爪に果して毒があるや否やの一条だ、若し毒が有って、之に引っ掻れたなら古釘で傷つけられたと同様の害を為すと云う事でも分れば、虎井夫人に対する余の疑いは大いに弱くなる。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
それでも余は猶何とかして秀子を立ち去らせ度い者と、其の肩に手を掛けて「サア秀子さん彼方へ行きましょう」と引き退ける様にした、此の時忽ち余の足許をば、矢を射る様に通り過して縁側に飛び出した一物が有る、それは虎井夫人の彼の狐猿で有る、今此の室の戸を内から引っ掻いて居たのも即ち此の狐猿であろう。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
アア彼何が為此の余の居間へ入ったのか何が為に死んだのか、真逆の狐猿の仕業で人一人を噛み殺す事は出来ぬ、合点の行かぬ事では有るが、昨夜の叫び声の出所だけは之で分った、彼の死に際の声で有った、爾すれば彼は夜の十二時が打って間もなく死んだものだ。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
虎井夫人は又此の家へ、帰って来ると云わぬ許りに狐猿を後に残し、人に油断をさせて置いて立ち去ったまま帰って来ぬ、森主水の探った所では自分の弟穴川甚蔵の許へ逃げて行き、甚蔵及び彼の医学士大場連斎と共に、濠洲へ出奔したらしいとの事、兎に角養蟲園はガラ空で、彼の幾百千とも数知れぬ蜘蛛が巣を張るのみである。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
狐猿は今千艸屋に飼われて居る、浦原お浦は米国へ行き女役者の群に入り何所か西部の村々を打ち廻って居る相だ、天然に狂言の旨い女だから本統の嵌役と云う者だろう、時介は直ちに外国へ漫遊に出て未だ帰らぬ、余と春子の間には玉の様な男の子、イヤ是は読者が羨むから云わずに置こう。
黒岩涙香 幽霊塔 青空文庫
私達の足音に驚いて狐や兎が逃げ出したり、臭猫が茨を潜りながら狐猿の隠れた同じ穴へ周章てふためいて飛び込んだり、群れて遊んでいた手長猿が一度にギャッと叫びながら枝から枝へ遁がれたりした。
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
作例 · 標準
旭山動物園で、キツネザルが器用にロープを渡っていく姿に観客が見入っている。
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「キツネなの?サルなの?」と不思議がる子供に、飼育員さんがキツネザルの生態を丁寧に説明した。
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ジャングルの中、キツネザルの大きな目が木の葉の間からこちらをじっと見つめていた。
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