三角法
さんかくほう
名詞
標準
trigonometry
文例 · 用例
彼は今度は同じ項式の分解を三角法によってなし遂げようと企てた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
岡安はいまも言うとおり、今日人殺しなんて容易に出来る、ところが自分は小学校時代から算術と理科がきらいで、中学生時代には代数、平面幾何、立体幾何、三角法と物理化学に過度の神経消耗をやり、遂にK大学の理財科を今から三年前に出た「お坊ちゃん」なのだ。
— 海野十三 『電気看板の神経』 青空文庫
あとは月と地球の距離がわかっており、また地球から影の両端を見たときの角度がわかりますから、あとは三角法を使って楽に計算できるのです」「なるほど、なるほど」 船長の顔は、だんだんと緊張にかがやいてきた。
— 海野十三 『海底大陸』 青空文庫
三角法によって行なう測量はすべて同じ理屈で、異なった二点から角度を測りさえすれば、海のむこうの山の距離でも、空を飛んでいる飛行機の高さでも、自分でそこまで測量鎖を引きずって行かずに充分精密に知ることができる。
— 丘浅次郎 『生物学的の見方』 青空文庫
土地の測量は三角法を用いて角度だけを測って組立てて行くので、それには基本になる長さ即ち基線を十分精密に測っておく必要がある。
— 中谷宇吉郎 『地球の円い話』 青空文庫
また円に関するいろいろの級数や、極大極小の問題や、整数論、三角法に関する事がらの研究もあります。
— 石原純 『關孝和』 青空文庫
特に『暦算全書』のごときは訓点さえ付され、西洋の三角法はこの書によりて日本に伝わった。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
ついに彼はトウモロコシのところまで達し、手頃な穂をえらんで、同じようなおちつかない三角法的なやり方で、わたしの窓の前の薪の山の頂上の一本までちょこちょこはせのぼり、そこでわたしの顔を見ながら何時間も坐りこみ、ときどき新しい穂を取ってきて、はじめはがつがつと噛って半分はだかの芯をほうり出す。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
作例 · 標準
測量や建築の世界では、三角法が基礎的な計算方法として用いられます。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
古代エジプトのピラミッド建設にも、三角法の知識が応用されていたと言われています。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
「三角法って、こんなに応用範囲が広いんだな」と彼は感心した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
三角法(さんかくほう)とは、三角形の角の大きさと辺の長さの間の関係の研究を基礎として、他の幾何学的図形の各要素の量的関係や、測量などへの応用を研究する数学の学問領域の一つである。様々な数学の分野の中でもきわめて古くから存在し、測量や天文学上の計算などの実用上の要求と密接に関連して生まれたものである。三角法と数表を用いることで、直接に測ることの難しい長さを良い精度で求めることができる。三角法は平面三角法、球面三角法、その他の三角法に分けられる。三角関数は歴史的には三角法から派生して生まれた関数である。
出典: 三角法 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0