良久
りょうきゅう
名詞
標準
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文例 · 用例
良久しうありて奧さま大方醉も覺めぬれば、萬におのが亂るゝ怪しき心を我れと叱りて、歸れば盃盤狼藉の有さま、人々が迎ひの車門前に綺羅星とならびて、何某樣お立ちの聲にぎはしく、散會の後は時雨に成りぬ。
— 樋口一葉 『われから』 青空文庫
蒋忍臭穢屏息良久は恐れる。
— 泉鏡太郎 『麥搗』 青空文庫
兄は弟の面を視、弟は兄の面を視て、ものいはぬこと良久し。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫
我等の至れるを見て舟子は急がはしく立ち出で、柳橋の上に良久しく佇みて四方の空のさまを見めぐらす。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫
こゝに於て王|起って入り、|諦視すること良久しゅうして曰く、殿下は龍行虎歩したまい、日角天を挿む、まことに異日太平の天子にておわします。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
然れども帝黙然たること良久しくして曰く、卿休せよと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
源太はこれに打笑ひ、愛嬌のある阿呆めに掻巻かけて遣れ、と云ひつゝ手酌にぐいと引かけて酒気を吹くこと良久しく、怒つて帰つて来はしたものゝ彼様では高が清吉同然、さて分別がまだ要るは。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
病者は自ら胸を抱きて、眼を瞑ること良久しかりし、一際声の嗄びつつ、「こう謂えばな、親を蹴殺した罪人でも、一応は言訳をすることが出来るものをと、お前は無念に思うであろうが、法廷で論ずる罪は、囚徒が責任を負ってるのだ。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
作例 · 標準
二人は良久、無言のまま向かい合っていたが、やがてどちらからともなく笑い出した。
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沈黙が良久続いた後、彼は決意を固めたように重い口を開いた。
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彼は良久考え込んだ末に、私の提案を承諾することを決めた。
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