逾
逾
名詞
標準
文例 · 用例
さりながら、何程思続け候とても、水を覓めて逾よ焔に燃かれ候に等き苦艱の募り候のみにて、いつ此責を免るるともなく存へ候は、孱弱き女の身には余に余に難忍き事に御座候。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
およそ一物の内、その形体処々功能多き事鼠に逾えたる物なしと賞賛した(『大和本草』一六)。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
おりから逾越の祝日で、往来には群集が漲っていた。
— 国枝史郎 『銀三十枚』 青空文庫
――カアル・エミリウス―― ユダ 逾越と云へる「種入れぬ麺包の祭」近づけり。
— 芥川龍之介 『LOS CAPRICHOS』 青空文庫
逾越の祭来りし時、イエス弟子と共に食に就けり。
— 芥川龍之介 『LOS CAPRICHOS』 青空文庫
東去西来知幾年、壮心一片老逾堅、微衷聊欲扶皇運、遥上南洋万里船。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
」〔天寒ク客衣単ナリ/朔風|逾イヨ凛冽タリ〕の二句を見て、秋は早く山中に尽きてまさに冬ならんとしていた事を知る。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
枕山が席上の作中に「分襟在近意逾親。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫