何倍も
なんばいも
副詞名詞-の形容詞
標準
manyfold
文例 · 用例
この虫のように自分の体重の何倍もある金属を食って、その何十プロセントを排泄するというのは全く不思議というより外はないであろう。
— 寺田寅彦 『鉛をかじる虫』 青空文庫
本当にお嫂さんはいま、おなかの赤ちゃんのために、この世で一ばん美しいものばかり眺めていたいと思っていらっしゃるのだ、きょうのこの雪景色を私の眼の底に写して、そうしてお嫂さんに見せてあげたら、お嫂さんはスルメなんかのお土産より、何倍も何十倍もよろこんで下さるに違いない。
— 太宰治 『雪の夜の話』 青空文庫
しかし、いま日本では、お前よりも何倍もつらい思いをしているひとが、かず限りなくあるのだから、お前も、ここは、こらえてくれろ。
— 太宰治 『嘘』 青空文庫
物凄い生の渦巻の中で喘いでいる連中が、案外、はたで見るほど不幸ではない(少なくとも懐疑的な傍観者より何倍もしあわせだ)ということを、愚かな悟浄よ、お前は知らないのか。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
僕達はきつと町にゐる時の何倍もの美食にふけることが出来るだらう!
— 牧野信一 『ビルヂングと月』 青空文庫
この村の若い衆たちは、肉親のわしよりも息子の死んだことを何倍も悲しんでゐるやうだと――。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
それで、米に水を何倍も割つて薄くトロ/\にして、芋を入れたり、豆を交ぜたり、して食つた。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
あれほど際立った異臭や特異な苦味のある毒物を、驚くじゃないか、致死量の十何倍も用いている。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
今年の収穫量は、例年に比べて何倍も多い。
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彼は努力家で、人の何倍も練習してレギュラーの座を勝ち取った。
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あの頃に比べれば、今の生活は何倍も充実していると感じる。
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